「鍼」を使って坐骨神経痛を刺激✨

坐骨神経痛の正体とは?原因と症状を知ろう

坐骨神経痛ってどんな症状?

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)とは、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて現れる痛みやしびれの総称です。
「神経痛」という名前のとおり、神経が刺激・圧迫されることによって起こる症状で、お尻や太ももの裏がズキズキする、足にしびれや力が入らないといった悩みを訴える方が非常に多くいらっしゃいます。

坐骨神経は、腰から足先まで伸びる人体最大の神経で、その長さは約1mにも及びます。
この神経が何らかの原因で圧迫されると、神経の走行に沿って痛みやしびれが広がり、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。

具体的には、次のような症状が現れることが多いです:

  • 立ち上がるとお尻がズキッと痛む
  • 長く歩くと足がしびれてくる
  • 腰は痛くないのに足だけ痛い・重い
  • 座っているだけで片足だけ感覚が鈍い

このように、腰そのものに痛みを感じなくても坐骨神経痛は起こり得るため、症状の正体を知ることが非常に重要です。

 

代表的な原因と悪化するパターン

坐骨神経痛の原因はさまざまですが、多くは「神経を取り囲む筋肉や骨格の不調」から生じています。
代表的な原因には以下のようなものが挙げられます:

  • 腰椎椎間板ヘルニア…椎間板が神経を圧迫する
  • 脊柱管狭窄症…加齢で神経の通り道が狭くなる
  • 梨状筋症候群…お尻の筋肉が神経を締めつける
  • 姿勢の歪みや骨盤のズレ…日常のクセが積み重なる

特に最近は、デスクワークやスマートフォンの使用時間が長くなり、長時間の座位姿勢によって骨盤周辺の筋肉が硬直し、神経を圧迫するケースが増えています。

また、姿勢のクセによって片方の筋肉だけが硬くなり、「右足だけがしびれる」「片足だけ痛い」といった左右差のある症状も多く見受けられます。

悪化しやすい生活習慣には、以下が挙げられます:

  • デスクワーク中心で1日中座っている
  • 荷物をいつも同じ肩で持つ
  • 足を組むクセがある
  • 運動不足で筋肉の柔軟性が低下している

これらは日々の積み重ねによって神経の圧迫を強め、やがて慢性的な痛みやしびれを招いてしまうのです。

原因について詳しく知りたい方はこちら→https://oomori-kanade.com/symptoms/post-2589/

 

なぜ再発しやすいのか?放置によるリスク

坐骨神経痛の厄介な点は「放っておくと再発しやすい」ことです。
多くの方が、市販の痛み止めや湿布で一時的に痛みをごまかしますが、これは根本原因が解消されない限り再発を繰り返すリスクが高いのです。

特に神経痛は、「症状が落ち着いた=完治」ではないという性質があります。
一度しびれが出た神経は、筋肉や姿勢のアンバランスが残っている限り再び刺激を受けやすく、日常生活の中で再び症状がぶり返してしまうことがよくあります。

さらに、坐骨神経痛が慢性化すると以下のような弊害も起こり得ます:

  • 長距離の歩行が困難になる
  • 足の筋肉がやせ細る
  • 慢性的な疲労感・ストレスの蓄積
  • 睡眠の質が低下し、回復しづらくなる

これらはQOL(生活の質)に直結する大きな問題であり、「まだ大丈夫」と思っているうちに悪化してしまうケースも少なくありません。

そのため、坐骨神経痛は早期の対策と予防がカギなのです。
症状が軽いうち、あるいは違和感を覚えた時点で、専門的なケアを受けることが非常に重要になります。

 

鍼灸はなぜ効く?坐骨神経痛へのメカニズム

東洋医学の観点で見る坐骨神経痛

東洋医学では、坐骨神経痛は「気血(きけつ)の流れ」が滞ることで生じると考えられています。
「気」とは生命エネルギー、「血」は血液や栄養の流れを指します。この2つがバランスよく巡っているとき、人は健康な状態を保てますが、冷えやストレス、姿勢の崩れなどで流れが阻害されると、痛みやしびれが発生するのです。

特に坐骨神経痛は「腰から足にかけての経絡(けいらく)※エネルギーラインのようなもの」の滞りとされ、経絡上のツボに刺激を与えて巡りを良くすることで、痛みの緩和や神経の正常化が促進されます。

つまり鍼灸治療は、症状そのものを抑えるのではなく、体の内側から自然治癒力を引き出すアプローチなのです。薬に頼らず、根本的に「痛みが出ない身体づくり」を目指せる点が大きな特徴です。

 

鍼灸が神経と筋肉にアプローチする仕組み

鍼灸治療の効果は、単なる“ツボ刺激”だけに留まりません。科学的にも、そのメカニズムは次のように証明されています:

①筋緊張の緩和
坐骨神経痛では、お尻の筋肉(梨状筋や中殿筋など)が硬くなり、神経を圧迫することがよくあります。
鍼で特定の筋肉を刺激すると、筋線維が一時的に弛緩し、血流が促進され、結果的に神経の圧迫が軽減されます。

②内因性鎮痛物質の分泌
鍼刺激により脳内でエンドルフィンやセロトニンといった鎮痛物質が分泌され、自然な形で痛みの感受性が下がります。
この作用は「脳からの痛み抑制回路」が活性化されることによって起きる、科学的な反応です。

③自律神経の調整
坐骨神経痛を引き起こす要因として、自律神経の乱れが隠れていることもあります。
鍼灸では、交感神経と副交感神経のバランスを整え、体をリラックス状態に導くことが可能です。

このように、鍼灸は神経や筋肉、脳、ホルモン、自律神経といった複数のレベルに同時に働きかけることができるため、単なる対症療法とは一線を画すアプローチと言えるのです。

 

整形外科ではなく鍼灸が選ばれる理由

「整形外科に通っていたが、なかなか改善しなかった」
このような患者様が、当院にも数多く来院されます。

もちろん、レントゲンやMRIで異常がある場合は整形外科での診断・治療が必要ですが、坐骨神経痛の多くは“画像で原因が特定できない”ケースが多くあります。

その結果、薬や湿布をもらっても根本的には良くならず、「一時的に痛みを抑える」→「再発」のループにはまってしまう方も少なくありません。

鍼灸では、画像には映らない「筋肉のコリ」や「経絡の滞り」を診断し、全身のバランスを見ながら施術するため、整形外科とは異なるアプローチが可能です。

さらに、薬に頼らない治療法を求める方や、身体にやさしい療法を望む方にとって、鍼灸は非常に相性の良い選択肢です。

最近では、スポーツ選手や産後の女性など、幅広い層からも「ケア目的」「疲労回復」「神経痛予防」として鍼灸が選ばれています。

あなたの症状がなかなか改善しない場合、鍼灸という“別の角度からのアプローチ”が、症状の突破口になるかもしれません。

病院について詳しく知りたい方はこちら→https://oomori-kanade.com/symptoms/post-2601/

 

鍼灸で実感できる効果とは?実例と臨床データ

痛みの軽減と可動域の改善

鍼灸は「痛みを取るだけでなく、動かせる身体に戻す」ことを目的とした施術です。
坐骨神経痛の患者様の多くは、痛みだけでなく動作制限にも悩まされています。たとえば「足が上がらない」「長く立てない」「階段の昇り降りが怖い」といった症状です。

鍼灸によって、神経周囲の筋肉の緊張を緩め、血流を改善することで、痛みの軽減だけでなく可動域の回復が見込まれます。

実際に、当院に通われた40代男性の患者様は、仕事柄長時間運転が多く、臀部からふくらはぎにかけての強いしびれと痛みがありました。
通院3回目以降から「足を上げるときの引っ掛かりが減ってきた」「朝の起き上がりが楽になった」と話され、鍼灸を通じて機能回復を実感されました。

改善について詳しく知りたい方はこちら→https://oomori-kanade.com/symptoms/post-2595/

 

鍼灸治療後の再発率と予防効果

坐骨神経痛は「再発リスク」が非常に高い疾患のひとつです。
痛みが治まっても原因となる筋肉や骨格の状態を改善しない限り、再発を繰り返すケースが少なくありません。

鍼灸では、単に痛みを和らげるのではなく、神経の通り道を確保し、体全体のバランスを整えるという目的があります。
これにより、施術を継続的に受けていた患者様の多くは、「痛みが再発しにくくなった」「同じ姿勢でも疲れづらくなった」という変化を感じておられます。

さらに、ある臨床研究によれば、3ヶ月以上鍼灸を継続した坐骨神経痛患者のうち、約70%以上が「再発率の低下」を実感したという報告もあります。
この数字は、鍼灸がただの一時的な対処療法ではなく、予防医学の一環としても非常に有効であることを示しています。

当院でも、坐骨神経痛を発症後に鍼灸リハビリを導入し、症状の安定とともにセルフケア指導も組み合わせて再発予防につなげる取り組みを行っています。

予防について詳しく知りたい方はこちら→https://oomori-kanade.com/symptoms/2607/

 

患者さんの声から見る“変化の実感”

鍼灸の効果を語る上で、実際に施術を受けた患者様の声は非常に説得力があります。
ここでは、かなで接骨院で鍼灸を受けられた方のリアルなご感想をご紹介します。

■50代女性(事務職)
「毎朝、座って靴下を履く動作がつらかったのに、2週間ほどでラクになりました。最初は半信半疑だった鍼が、今では頼りになる存在です。」

■60代男性(定年後、畑仕事)
「椅子から立ち上がると足に電気が走るような痛みがありましたが、鍼灸を続けるうちに減っていき、今では農作業も普通にできています。」

■40代女性(パート・育児中)
「腰から足にかけての重だるさが常にありましたが、鍼を受けると血の巡りが良くなるのを実感します。気持ちも前向きになれました。」

これらの声はほんの一部ですが、鍼灸は“気づいたらラクになっていた”という変化が起こる施術でもあります。

また、施術だけでなく、生活習慣のアドバイスやセルフケアとの組み合わせでさらに効果が高まることも特徴です。

症状の改善を“実感”し、再発しにくい身体を目指すなら、鍼灸という選択肢は非常に有効と言えるでしょう。

 

坐骨神経痛に対する当院の鍼灸アプローチ

かなで接骨院独自の鍼灸施術の流れ

当院では、坐骨神経痛に対して「局所」と「全身」の両面からアプローチする鍼灸施術を行っています。
ただ単に痛みのある部分に鍼を打つのではなく、身体全体のバランスを考慮したオーダーメイドの施術プランを提供しています。

初回では、まず詳しいカウンセリングを行い、坐骨神経痛の発症要因や日常生活のクセ、体のゆがみなどを丁寧に分析します。
その上で、東洋医学的な「経絡」と西洋医学的な「筋肉や神経の走行」の両視点からアプローチポイントを決定します。

施術の流れは以下のようになります:

  • ①問診・動作検査による原因分析
  • ②鍼(局所:お尻、腰部/遠隔:足や腕の経穴)による神経刺激
  • ③必要に応じて灸や温熱療法を併用
  • ④術後の体調変化チェック・生活アドバイス

このような施術を1回で終わらせるのではなく、症状の回復段階に応じて施術内容を変えていくステップ式を採用しています。
急性期には「痛みの緩和」、回復期には「筋肉の調整」、予防期には「再発防止・体質改善」を重視しています。

 

国家資格者による安心・安全な施術

かなで接骨院の鍼灸施術は、すべて国家資格を有する鍼灸師が担当しています。
豊富な臨床経験に基づいた安全かつ効果的な施術を心がけており、施術中の痛みやリスクについても丁寧に説明し、安心して受けていただける環境を整えています。

「鍼は痛そう」「衛生面が心配」という方もいらっしゃいますが、当院ではすべて使い捨てのディスポーザブル鍼を使用し、施術ベッドや備品もこまめに消毒を徹底しています。

また、施術前後には必ずリアクションチェックを行い、鍼に対して過敏な体質や気になる副作用の有無を事前に確認します。

女性スタッフも在籍しておりますので、女性特有の悩みやデリケートな症状についても気兼ねなくご相談ください。
「丁寧で親身な対応が安心できた」という声も多くいただいております。

 

西洋医学×東洋医学のハイブリッド対応

当院の鍼灸施術の最大の特徴は、「西洋医学」と「東洋医学」を融合させたハイブリッド型施術にあります。
坐骨神経痛の原因を、単に神経の圧迫として見るだけではなく、身体全体の歪み、内臓の働き、自律神経のバランス、気血の巡りといった多角的な視点から総合的に評価します。

例えば、整形外科的な見地では問題が見つからなかった患者様でも、東洋医学的には「腎の弱り」や「寒湿の滞り」といった診断がつき、そこに対して温灸や経絡治療を組み合わせることで改善へ導くことができるのです。

また、ストレスやホルモンバランスが関与するタイプの坐骨神経痛に対しても、当院では「心身一如」の考え方に基づき、自律神経系に働きかけるツボを使って施術を行います。

さらに、必要に応じて整体施術やリハビリ運動、栄養指導と組み合わせることで、一人ひとりに最適なケアプランをご提案します。

「治療」ではなく「再発させない身体づくり」を目指すことこそ、当院の鍼灸アプローチの真髄です。

 

坐骨神経痛と鍼灸に関するよくある質問

鍼って本当に痛くないの?

鍼は非常に細く、ほとんど痛みを感じません。髪の毛ほどの細さで、刺入時に「チクッ」とする程度です。
初めての方でも「こんなに軽い刺激でいいの?」と驚かれることが多く、リラックスして受けられる施術です。

また、痛みを感じやすい方には、浅く刺す技術や刺さない鍼(てい鍼)を使用することもできますので、安心してご相談ください。

 

どのくらい通えばよくなるの?

症状の重さや慢性度により異なりますが、平均して5〜10回ほどの施術で大きな変化を感じる方が多いです。
急性の症状であれば1〜2回でも効果が出ることもありますが、慢性的な坐骨神経痛の場合は継続的なケアが重要です。

当院では、初回にカウンセリングを行った上で、一人ひとりに合わせた最適な通院プランをご提案します。
また、症状が落ち着いたあとは再発予防のために月1〜2回のメンテナンス通院をされる方もいらっしゃいます。

 

整形外科や整体との違いは?

整形外科は診断・投薬・手術を主とする医療機関、整体は主に骨格の矯正や筋肉調整を行います。
鍼灸は、経絡やツボを使って体の内側に働きかけ、自然治癒力を高める施術です。
「身体の外と内、両方からのアプローチができる」のが鍼灸の特徴ともいえます。

また、薬を使わずに症状を整えていく点は、副作用を避けたい方や妊娠中・授乳中の方にも選ばれています。

 

施術後に注意することはある?

鍼灸後は血流が良くなり、一時的にだるさや眠気、筋肉のゆるみを感じることがあります。
そのため、施術後は以下の点にご注意いただいています:

  • 激しい運動・長時間の入浴は避ける
  • 水分をしっかりとる
  • 十分な休息・睡眠を心がける

また、身体が敏感に反応するため、施術当日はアルコールやカフェインも控えめにするとより効果的です。

 

妊娠中でも鍼灸を受けられますか?

はい、当院では妊娠中の方にも対応した安全な鍼灸施術を行っています。
妊娠中の坐骨神経痛は、骨盤の開きやホルモンバランスの変化により発症しやすく、多くの妊婦さんが悩まれています。

当院では、安定期以降の方を対象に、妊婦向けのやさしい刺激の施術を行っております。
特定のツボや姿勢に配慮し、胎児や母体に影響のない安全な方法で対応いたします。

 

健康保険は使えますか?

鍼灸は一部の症状に限って健康保険の適用が可能です。
坐骨神経痛の主な原因が「神経痛」「腰痛症」として医師の診断がある場合、医師の同意書をもって保険適用ができるケースもあります。

当院では、必要に応じて医療機関との連携や同意書取得のサポートも行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

また、自費施術でも明朗な料金体系と、お得な回数券やサブスク制の通院プランもご用意しておりますので、継続しやすい環境を整えています。

大森かなで接骨院